租庸調(制)
…「租と庸と調それぞれを納めさせる税制度」。
租
cf. 元来の意味は、田畑での収穫にかかる貢租(国や領主が課す租税)。
庸
cf. 元来の意味は、「もちいる。採用して労働させる」で、用に通じる。にんべんをつ
けると、傭兵や傭人などと使うように、「やとう」を意味する傭に通じる。
調
cf. 元来の意味は、「ととのえる」。徴税の徴に通じる。
戸調(こちょう)と田調があり、前者は戸(成年男子)ごとに徴税額が固定された
人頭税。